2013年を最後に更新が途絶えていましたが、唐突に更新を再開します。数年のブランクに何をしていたかと言えば、新しくバンドを作ったり、超絶好みのアイドルユニットに惚れ込んで宅録したり、バイオリンを使ったゲームを作ったり、まぁ、相変わらず脈絡なく楽器を弾いて遊んでました。

で、その中でも、特筆すべき活動といえば、フレットバイオリンですかね。ちっとばかり縁あって巡り合ったシロモノで、当初は、「へぇー」くらいに横眼で見ていたんですが、その後、パイロットプレイヤーという立場で継続的にこの楽器を弾くことになりまして。さすがに数年関わっていると全容が分かってきます。口幅ったいようですが、このギターとバイオリンのハイブリッドのような楽器について、現時点で当ブログが客観的に最も詳しく解説できるはずです。ここ数年の振り返りメモも兼ねて、かいつまんで紹介していきましょう。

fretviolin

フレットバイオリンとは......という概要は、当ブログで2013年8月に記載したフレットバイオリンの試奏レビューの中に詳しいんで、まずはそっちを参照してもらうとして、これ以降では、その先の話を。

語りたいことは山ほどあるんだけど、オマエが何を根拠に知った風に語るんだよ? と言う反応がまぁ普通だと思うので、まずは私が関わった活動の中でも、最も時間をかけてきた「レッスン」について内幕を開示して、そこそこフレットバイオリンについて研究したんだぜってところを見てもらいましょうか。

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友人が立ち上げた「エルデ楽器」が主催したレッスンは、2014年の4月から現在までに24回を数えます。その企画段階でカリキュラム作製を依頼されたのがこの楽器に関わる契機となりました。飲み会の席でエルデ楽器の工房長から直々に「普通のバイオリニストじゃだめなんだ!」と頼まれたのに気を良くして、「OK、OK、フレットバイオリンってのはさ、細かい音程を気にしないで弾けるんだからさ、要するにリコーダと同じ難易度ってことだろ! 楽勝!」と景気よくぶちあげて引き受けたんですが、要するにちゃんとしたバイオリニストに頼むと金がかかる。お前ならタダ。ということだったらしい。ともあれ、一か月くらい試行錯誤しつつ「2時間かけて初心者にレクチャーして、なんとか曲(らしきもの)を演奏できるところまで到達させる」というコンセプトでカリキュラムを組みました。名付けて「2時間で曲が弾けるようになる初心者レッスン」。そのままだね。

当初は、上手くいく可能性は半々くらいかな、と思っていたんですが、実際に試してみると、これがなんとかなる。レッスン参加者の中には、バイオリンはもちろん、楽器と名のつくものにほとんど触れたことがない人や、カラオケも含めて音楽に縁がないという「音楽の初心者」もいて、極めてハードルの高いレッスン回もあったんですが、それでもほとんどの人が簡単な曲を弾けるようになって帰っていくわけです。......無論、2時間やって弾けない人もいました。「なで肩」でバイオリンを肩にホールドできなかった人、途中で指が痛くなって弦が押さえられなくなった人。一番申し訳なかったのは、他のレッスン参加者が偶然にも全員楽器経験者ばかりで、一人だけ課題にてこずってしまう状況にすっかり自信喪失してモチベーションが持たなかった人です(これは講師としても反省すべき回でした。スミマセン......)。

ともあれ、カリキュラムは概ね良好に機能しました。

lesson-view.jpg

toyotama-lesson-151213.jpg

ここ半年のレッスンでは参加者に事後アンケートに協力してもらっています。「曲が弾けたか?」という設問に対し、「6:とてもそう思う――5:かなりそう思う---4:ややそう思う――3:ややそう思わない――2:あまりそう思わない――1:全くそう思わない」という6件法で評価してもらった結果はこんな感じ。

本当に2時間で曲が弾けた.gif

敢えてネガティブに言うと、100人いたら9人くらいは「2時間で曲が弾けたかって? ......あんまりそう思わない」という体験をした、と。その他の人は超弾けた! というわけではないけど、かなり弾けたんじゃない? というトーンで回答してる。ちなみに、エルデ楽器のウェブサイトにもアンケートの結果が掲載されていますが、あちらよりこっちの方が新しい結果でデータ数も多いので、より正確です。なにより、この結果は円グラフで表現しないと伝わんないと思うし。ついでに、他の項目も掲載しておこう。

楽しかった.gif有意義な体験だった.gifレッスンは難しかった.gif

なんか、皆、フレットバイオリンを触っているだけで面白いみたいで、「楽しい」とか「有意義」という項目にネガティブ回答はゼロ。レッスンの難易度は、割と簡単だと評価されているらしい。ほほぉ......それなら。と言いたいところだけど、せっかく作ったテキストを変更するのは面倒だから、当面このままでいいや。

久しぶりにたくさん書いたな。次回、レッスンカリキュラムの中身についてツラツラ書きます。